CONTENTS MENU    VOICEMENU

独り言 040911!

V040302        V040928
コンパイル建築設計事務所 hiraokaの独り言!であります    ボソボソ・・・・く(^.^)
 まったくもっての独り言デス。まぁ~軽る~く、受け止めて
 下さい! 意図は有りません。日々の仕事で感じた事や、相
 談等を受けた時に思った事!感じた事を日記にでもしようと
 思ってます。不定期デス。

■2004.09.11
 久しぶりの独り言です。

 先日、建築士会の講習会で木造の構造計算(許容応力度計算)の講習会が有りました。
以前にも、独り言で書いたのですが、構造的な意味をちゃんと理解して、建物を造ら無
いとお客さんに可哀想!って事です。これって当たり前だけど当たり前の事が出来無い
人っているんですよ。

 構造計算をやると、幅厚比とか細長比という幅と厚さの比率や、長さと太さの比率や
らを考えてあげなければ成りません。そんなの自分に取って当たり前の事でして、普段
から色んな建物を見て思っていた事が有るので、ココに書きます。

 化粧で筋違いを表す物件を雑誌等で見ますが、一般的な木造在来工法では、筋違いは
45mm×90mm以上を片掛け又はたすき掛けにて使います。木造の筋違いは、圧縮
方向に効く!こんなの建築をやってる人なら知っています。ただし最近は筋違い金物を
設置するので、引っ張りにも効果が有ります。

 その45mm×90mm等の筋違い材を化粧で部屋に出すと、地震時に圧縮されると
幅方向に曲がろうとします。薄い方向に逃げようとするんですよね。引っ張り筋違いで
は無いので鉄骨ブレースのように中間で止めても、難しいです。

 設計士さんとかが設計して、薄幅の筋違い材を化粧で表してる人気をつけてください
ね。地震に強い家を設計します!なんて言っても、そういう筋違いを表しで使うと、本
来の筋違いの性能が出ませんから・・・

 自分にとって、そんなの当たり前!と思っていましたが、講習会で、バックリング現
象と言う言葉を聞いて、言葉は知りませんでしたが、言葉を知らなくても理屈を知って
れば、しっかりと施主に説明出来るモンなんて思いましたが、今後は、言葉も覚えたの
で言葉も格好良く教えますよ。

 でも世の中には、PROが間違った使い方をしてる建物って一杯あるので、ビックリ
しています。講習会の先生もおっしゃってましたが、筋違いを化粧で表すなら、正角材
を使ってあげて欲しいです。

 でも既に完成しちゃってる建物はどうするのでしょうか?自分の書いた独り言で、設
計を依頼した先生に質問でもしてください。ちなみに、外部にそんな薄幅筋違いを化粧
表しで、建ててある建物も有ります。それで格好良いでしょう!なんて言って設計して
ると恥をかくので気をつけて欲しいです。

 再三書いてますが、木造2階建て以下の建物などの壁量計算は、あくまで簡易計算で
有って、許容応力度計算のような構造計算では有りません。一般的な、法46条の壁量
計算では、ある数値以上の壁量が無ければ許容応力計算ではOKが出ません。法律的に
は46条の計算でOKなので、自分はどちらも使いますが、46条計算にも当社独自の
計算を施しています。これは自分で構造計算出来る設計士しか判らない事です。

 有名ハウスメーカーさんや、設計士さんの現場を見て、ホールダウン金物のボルト径
が小さ過ぎるメーカーさんやら、金物の入れ方を間違ってる現場って結構有るんですよ。
105×105柱にコーチボルトでHD金物止めてる大工さん気をつけましょうね!駄
目ですよ。

 今だに金物の入れ方知らない人が多すぎます。町中の現場を見るのが趣味なので、現
場を見つけると、ジーっと見てしまいます。酷いのは、今だに金物がほとんど入って無
いトコも有るのが怖いです。基礎と建物の緊結はシッカリとね。

 ではでは。


Copyright (C) compile architectural firm. All Rights Reserved
CONTENTS MENU    VOICEMENU

静岡市の建築設計事務所・コンパイル建築設計事務所
静岡県静岡市清水区八木間町
住宅の新築・増築・改築・リフォーム・耐震・改装・高気密高断熱・自然素材・ローコスト・狭小住宅・無料・相談・瑕疵保証
住宅から事務所ビル、マンション・アパート・倉庫
木造・W造・鉄骨・S造・鉄筋コンクリート造・RC造
建物の設計監理・工事請負を行います。
耐震・制震から免震住宅、免震建物の設計承ります。
耐震診断士
営業エリア(三島市・沼津市・富士市・富士宮市・富士川町・静岡市・岡部町・焼津市・藤枝市・大井川町・島田市・川根町・吉田町・牧ノ原市・菊川市・掛川市・御前崎市・浜松市・静岡県内中心)
他県実績(北海道・群馬県・新潟県・東京都・富山県・神奈川県)