ちょっとカキコに力を!
遅く成りましたが、新年あけましておめでとうございます。
本年も宜しく御願い申し上げます。
さて、今日は建築工事に於ける、普通について書きます。今日現場で、施主さんが
色んなトコに気を遣ってくれてなんて言ってくれましたが、それって本当は普通なん
ですよ!って話です。
なら普通では無いってどんな事なのか?
当然、技術等について、上を見たら切りが無い!それだけお金も掛かるって話にも
なりそうですが、自分が現場を拝見させて頂くと、本当に価格に合ってるのか?って
言う現場が多々有るんですね。
近年、木造在来工法は、筋交いを金物で固定します。自分が小さい頃は、筋交いを
ガチッって入れて、ぐらつか無い状態にして釘を二カ所打ってましたが、そういうト
コの手を抜いた大工さんも居たり地震。地震って騒ぐもんで、金物で筋交いを固定し
て技術の差を埋めてしまおうって事に自分は感じます。
ココでの普通って、筋交いに釘を縦と横から2カ所打つ!って事です。
先日、有る現場で大工さんが、金物を付けるから、筋交いは緩くても問題無いし、
釘も打つ必要は無い!って言ってる現場が有りました。当社では、金物を付けない状
態で筋交いが動かない程、キッチリ入れるように指示をしてます+釘は二カ所です!
なので、大工さんに仕事を依頼してる場合には、筋交い金物を筋交の内側に施工す
る事は、まず有りません。これが自分にとって普通です。でもそれって手間が余分に
掛かるとか、グダグダ言う大工さんも居ます。自分はそう言う大工さんに仕事はお願
いしません。
普通でも人より1ランクも、2ランクも上の仕事をしてくれるトコに頼みたいです。
それが施主さんの為にも成ります。
自分にとって普通が、他の人から見てレベル低いなぁって言われるような事は、無
いと思ってますが、有ったら改善して行こうと思います^^v
話は変わって、先日、今度、某ハウスメーカーさんも基礎を一体打ちでやると言う
事を聞きました。但し、一体打ちをすれば良いって事では無く、しっかりと基礎応力
が伝達されるベタ基礎!にして欲しいです。
先日、裁判所に出す、鑑定書の作成のお手伝いをして感じた事は、ベタ基礎って言
ってる会社さんの基礎で、これはベタ基礎では無く、ヘタ基礎だぁ~って思う基礎が
有ります。ベタ基礎って四方を梁で囲まれスラブで形成された基礎なんですよ。なの
で、応力の伝達が上手く行くのか?応力伝達が上手く行かないのは、ベタ基礎では無
いと自分は思ってます。→そんなへんな基礎は、ヘタ基礎です。
適当に土間CONを打ってベタ基礎ですって言ってるトコも沢山あると思いますの
で、クライアントさんも、しっかりとした目で見てくださいね!(・・?!んっ??
なんでかって?
ヘタ基礎を作ってるトコにも設計士さんが居るんですよ!設計士さんが居るのにヘ
タ基礎を作るんだから、その設計士さん勉強不足ですよねぇ~。
近々、瑕疵保証の関係で保険の加入が義務付けられるそうですが、住宅性能保証機
構さんが保証する場合の最低限の仕様を見たら、公庫なんてぶっ飛んじゃう程の仕様
です、コレは基礎については構造計算しない場合の仕様って事でしたが、構造計算し
ない仕様ってメチャメチャ大げさでした!って事は、それくらいの物を作らないと、
保険に入れないって事です!それくらい大げさな仕様で施工して、初めて保証するっ
て事は、建設業界は、全然信用されてないって事です。
自分は計算を自分でやれますが、やれない人は、それだけ外注費が増すので、設計
費・施工費共に金額がUP!→施主の負担が増える!(自分も外注に出す事が有りま
すが、価格は自分がやった時と同じ程度に、抑えてます)
結果的に全ては消費者が負担する。。。。どうなんだろうねぇ~こんな制度!
当社もそうなると多少なりとも経費をUPせざる得ないかもです。。。。困
ギリギリまで頑張りますけどねぇ
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